移住体験宿泊体験者の声 Aさん

Aさん(志摩芥屋 第1期 40代 単身女性 自営業)

1 応募の経緯・動機

以前より九州地方への移住に関心がありました。2年前に知人が糸島へ移住し、それ以来糸島の良さを幾度となく聞き、関心が高まっていたところ、今回のプロジェクトをその知人から聞き、応募させていただきました。

2 滞在期間中について

2-1 よく訪れた場所

芥屋大門(大祖神社)、志摩の四季(物産直売所)、カフェワルツ

芥屋大門
大祖神社
志摩の四季(物産直売所)
2-2 地域のみなさんとの交流

実際に地元のみなさんと交流する機会はほとんどありませんでした。知人の紹介で芥屋ではないですが、糸島の人と数名お会いする機会はありました。また、糸島に移住してこられた人とは知人の紹介やワークショップなどで結構お会いする機会があり、糸島生活について伺ったりしました。

3 糸島市に関する感想

3-1 良かった点

海と山の自然が本当に素晴らしかったです。その自然も壮大すぎて時に人に厳しくなるような難しいものでなく、身近に感じられ、人と共存できる自然なのでとっても住みやすい場所だと感じました。また、物価の安さ、地元産食材の豊富さは想像以上でした。地元の人と多く交流する機会はなかったのですが、何気ない生活の中で会う人たち(バスやお店など)は気さくで優しい雰囲気の人たちばかりで都会にはない大らかさを感じました。

よく雑誌などで特集が組まれるように素敵なカフェやレストランが沢山あること、物づくりをしている人が多いこと、糸島の良い点、魅力的な部分は本当に沢山あると思います。




3-2 悪かった点

交通の便の悪さはどうしても仕方ない部分だと思いますが、せめてもう少し遅くまでバスが運行するといいなと思いました。また、もちろん車が無いと生活できないのは糸島に限らず多くの田舎と呼ばれる地方では当たり前のことですが、これからの価値観として「環境」や「資源」を考えるなら「車を使わなくても移動できる手段」や「車を使わないという考え方」がもう少し整ってくるといいなと思いました。自転車で20分は逆に都会では珍しくないですが、多くの人がその移動手段に驚いていたのにちょっとびっくりしました。また、感じたこととして、地元の人と移住者との距離感が少しあるように感じました。それは最後まで引っかかっている部分です。

3-3 糸島市のイメージの変化

私は今回参加するまでほとんど糸島のことを知りませんでしたが、知人が良い所だと言っていたのを信じての参加でした。海が近いとは聞いていましたが、福岡の中心地から電車で30分だとそこまでの自然を期待してなかったのですが、想像以上の田舎(自然)に驚きました。

あと、関東や関西ではまだまだ知られてない糸島ですが、福岡で凄く人気の場所であること、知名度の高さにも驚きましたが、何より移住促進のプロジェクトを行うのだから過疎化が進んでいる場所かと思っていたのですが、移住希望者が後を絶たず、実際は物件を探すのが大変だという現実に一番驚きました。

4 通勤について

5 子育て環境

6 全体的な感想

2週間生活しての全体的な感想ですが、立地、車がないこと、フリーでの自宅仕事、全くの知らない土地、独り身だということ・・・の様々な理由でこれまでの人生の中で一番孤独を感じました(苦笑)。海外生活もいくつかの国で経験していますし、一人暮らしも長いですが、日本の田舎で一人暮らすことの孤独感は独特なものでした。実際に生活していくと友人や知人が増えて、もっとコミュニケーションができる場も増えていくのでしょうけど。

ただ、この経験は多くのことを気づかせてくれました。たぶん実際に生活を始めるなら車は持ちますし、仕事ももっと地域の人と交流できる仕事というのが私の理想なので状況は変わってくると思いますが、実際に糸島に限らず、田舎で一人暮らしているお年寄りも日本には沢山いると思います。今後、都会の人が田舎に移住するという現実も増えることが予想される中でやっぱり移住者と地域の人とうまく繋がるシステムというのはとっても重要な気がしました。

この経験を通じて、田舎暮らしへの関心が高まりました。モヤモヤ霧の中にあった“田舎暮らし”というものが少し明確になって見えてきたように思います。

7 移住や二拠点居住について

7-1 移住や二拠点居住の検討

検討している

7-2 場所など

場所 : 九州

時期 : 2016年

物件予算 : -

7-3 具体的内容

1年半後に日本に帰国した時の拠点をどこにするか?を考えていかなければならないのですが、田舎に暮らすことで一番大切なのは地元の人たちの中にどう溶け込んでいくかだと思うので、まずは場所や予算よりどうやってその地域に入っていくか?また、入った後の収入手段はどうするか?

自分の理想はありますが、そこに辿り着くまでの収入手段や理想を実現するまでの道のりをリサーチしながら考えていきたいと思います。