2016移住体験宿泊体験者の声 Aさん
Aさん(第1期 40代 夫婦+子ども1人 会社員)
応募の経緯・動機
元々、リタイア後は糸島で暮らしたいと考えていたAさん。お子様の進学について考え始め、選択できる学校の多い福岡都市圏への移住を具体的に検討するにあたりする、通勤を含めた糸島での暮らしを体感したいと、今回の応募に至った。
――地域の方とのお付き合いなど気にされる方も多いですが。
ご近所の方ともっと仲良くなれたら楽しかったと思うんですが、ご近所は朝も夜も早いので、平日はなかなかお話しできませんでした。期間中に遊びに来た母はすぐにご近所と打ち解けてしまって、近所の情報をたくさん教えてもらっていました。あちこちの干物屋さんを飛び回ったり、志摩の四季で長いこと話し込んだりしていましたよ。印象に残っているのは郵便屋さんですね。家の方が出てこられるまで何度も「○○さーん!」と名前を呼ばれるんです。もともと、そんな風に何かと気にかけてくれる方の多い土地柄だと思います。
――暮らしている中で困ったことはありましたか?
ナビを見ながら運転していると、進むことも戻ることもできないような道が細い場所に迷い込むことがありましたね(笑)。すれ違えるとは思えないような場所でも、地元の方は普通のスピードで運転してこられるのでドキドキしました。それから、土・日に開いている病院がどこなのか分からなかったのは困りました。主人が土曜日に熱を出してしまい、パニックになりスマホで調べたのですが、土地勘がなく混乱してしまいました。結局、薬局で薬を買って、地元でかかりつけの病院に行きました。
――元々移住を検討されていたとのことですが、体験の前後で認識が変わった部分はありますか?
滞在中にいくつか物件を見て回ったところ、海沿いを希望していたことや、予算の都合もあって、どうしても駅や学校が遠い場所が多くて。実際に来てみるまでは「海の見える古民家に手を入れて暮らしたい」なんて夢を描いていたんですけど、私たちにとっては駅や学校、スーパーが近いことは思った以上に大事でした。子どもが小さい間は前原地域など通勤、通学に便利な場所に住んで、老後になってから海の見える場所へ引っ越すのもいいかもしれない、と思い始めました。それから、これまでなんとなくいいな、と思っていた志摩の海の近くが家を建てられない市街化調整区域になっているのも初めて知りました。逆に、今まであまりよく知らなかった二丈深江などで少しずつお店が増えてきているのも分かって良かったです。今から二丈深江あたりに土地を買っておくのもいいかな、なんて考えています(笑)
トライアルステイを終えて、手がかりをつかんだ
「リタイア後にゆったりと過ごしたい」「お子様の進学環境を整えたい」という、ふたつの思いを抱いて糸島にやってきたAさん。トライアルステイを終えて、夢を叶えるための手がかりをつかんだようです。